校庭が狭い学校に通う家庭のために
プノンペンのインターナショナルスクールの多くは、敷地が限られており、広々とした校庭を備えていないケースが珍しくない。子どもたちがのびのびと走り回れる環境を求めている家庭も多いだろう。そこで本コラムでは、放課後や週末に訪れやすく、安全に思いきり身体を動かせるスポットを8か所紹介する。
市の中心に位置する大規模なスポーツ施設。ランニングトラックや広場、芝生スペースがあり、子どもが自由に走ったり運動したりするには最適の場所である。早朝や夕方は地元の人々も多く集まり、活気にあふれている。
アート、デザイン、起業家支援をテーマとした複合施設。中庭には芝生と簡易遊具が設置されており、イベントのない時間帯は自由に遊ぶことができる。安全に囲まれた空間なので、小さな子どもにも安心である。
リバーサイドに新しく開発された複合施設。人工芝のエリアやプレイゾーンがあり、子ども連れに人気が高い。飲食店も多く、保護者にとっても快適な環境が整っている。
トンレサップ川沿いの遊歩道は、平日はジョギングや散歩に利用されているが、金曜・土曜・日曜の18時以降は歩行者天国となる。交通を気にせずに子どもが走り回れる貴重な時間帯である。
市内中心にある歴史的な仏塔と公園。緑に囲まれた敷地には緩やかな坂道が多く、自然の中で身体を動かせる。木陰も多く、暑い日でも比較的快適に過ごせるのが特徴である。
市の対岸、チュルイチョンバー地区に新設されたリバーサイドの公園。芝生の広場や広めの歩道が整備されており、人も比較的少なく、のびのびと過ごせる空間である。
独立記念塔の南側に広がる大きな公園。噴水や花壇があり、夕方には家族連れで賑わう。特に週末は、子どもたちが自由に遊ぶ姿が多く見られる。
2022年にオープンした大型ショッピングモール。施設の外には広めの歩道や簡易遊具が設置されており、安全に遊べる環境が整っている。屋内施設もあるため、天候に左右されない点も魅力である。
プノンペンでは、学校外で身体を動かせる貴重な屋外空間が点在している。都市化が進む中でも、子どもたちが安全にのびのびと遊べる場を知っておくことは、保護者にとって重要な視点である。週末や放課後の選択肢として、ぜひこれらのスポットを活用していただきたい。