Mさん、カンボジアに住んで長く経つと伺いましたが、現地での生活はいかがですか?
現在、夫と子供2人と暮らしています。子供たちは現地のインターナショナルスクールに通っていて、下の子は幼稚園生でGecko International School、上の子はその幼稚園を卒園して今は小学生でiCAN British International Schoolにそれぞれ通っています。私は子どもの世話をしながら現地で仕事をしています。
ありがとうございます。息子さんを現在のインターナショナルスクールに進学させる決め手となったのは何だったのでしょうか?
雰囲気ですね。幼稚園、小学校共に。見学に行った際に緑が多く自然を感じることができる雰囲気に惹かれました。ほとんど直感で決めたと思います。今考えれば、治安や家からの距離などは何も考えていなかったですね。(笑)
上の子の小学校も自然を重視したキャンパスで、幼稚園時代の友達が多く通っていたので、馴染みやすいと思いました。学費面で少し心配もありましたが、最終的には子どもの「ここがいい」という気持ちを優先しました。
直観なんですね!その学校に決定するまでの経緯やどのように情報を集めたかを教えていただけますか?
基本的に先輩のママ友からの情報を頼りにしていました。その際にママ友から「Mさんならこの幼稚園が気に入ると思うよ」と提案され、そのまま見学に行ったところ、ドンピシャですぐ気に入りました。当時はそこに日本人は他に通っていませんでしたが、それも特に問題ではなく、スムーズに入園を決めることができました。
入園当時、お子さんの言語状況はいかがでしたか?
家では日本語を話していたので、日本語がメインでした。一方でナニーさんとクメール語を話す機会も少しありました。
そうなんですね。それでは現在のお子さんの学力面についてはどうでしょうか。
幼稚園は英語がメインでしたが、入園後すぐに英語環境に馴染みました。子供たちは、幼稚園での経験を通じて、単語、簡単な会話、文法をともなう会話へとスムーズに英語環境へ対応できました。先生たちが進捗を丁寧にフォローし、保護者への報告も頻繁で助かっています。
子どもたちは柔軟で家で日本語で話しているところから学校に行ったときの言語の切り替えがすごいですね。すぐにバチっと英語に変わります。
子供の成長はすごいですよね!それでは学校のサポートや内容に関しては満足いくものということでしょうか?
はい、満足しています。幼稚園の優しい雰囲気や子供の興味を上手に引き出し、やる気を満たすような教育方針がとても良いですね。子どもの創造性や自然とのつながりを大切にする学校の姿勢が、私の子どもはできるだけ外で色々な経験をしてほしいと思う方針とマッチしています。
週1回、自分たちで包丁を使って野菜を切りスープを作ったり、使ったお皿は自分たちで洗うなど、生活習慣も学べます。自立しているなと家でも感じることがあります。野菜を食べる機会も多く、小さいころから野菜への抵抗がなくなるのも良いですね。
また保護者もイベントに積極的に関わり、手作りのアイテムを準備しないといけないのですが、そういったものも私自身、楽しんでやっています。
小学校については、何度も繰り返し基礎に戻ることで学びの取りこぼしを防ぐ工夫がされています。
テストは一人で受けるのではなくグループやペアで解き進めていきます。子どもたちが孤独感を抱くことなく、皆で行うという環境が整えられている点が良いですね。
勉強もしっかりやるという学校なので、幼稚園とのギャップで少し大変そうでしたが、学校側のサポートのお陰で何とか付いていけるようになりました。
中には幼稚園の最後の一年を他の勉強のプログラムがあるところに転校して小学校の勉強に備える家庭もいましたね。
そういったパターンもあるのですね。それでは学校選びについては思い残すことはなさそうですね。
はい、ベストな選択だったと思います!
素晴らしいですね。最後に、学校選びに悩む親御さんへのアドバイスをお願いします!
私が学校選びにおいて重要だと思うことは、直感を信じることです。見学時の第一印象や、学校や園の雰囲気が子どもに合っているかどうかを見極めることが大切だと感じました。
また、各校にはそれぞれの特色があり、自分たちに馴染みのある日本人学校や色々な方針のインターナショナルスクールがあります。
まずは、各家庭の教育方針や子供の個性に合った選択をする必要があると思います。日本と比べてカンボジアの授業料は高額ですが、教育における選択肢が幅広いので、色々な選択をすることが可能です。
本日は、お忙しいところ、ありがとうございました!