M.M さん、本日はよろしくお願いいたします。初めにカンボジアでのこれまでの生活について教えて頂けますか?
はい、私はカンボジア人の夫と共に2012年に移住してきました。カンボジア移住当時はイオンモールや街灯もなく、治安があまり良くない状況でしたが、その後発展していきましたね。現地での婚姻手続きに初めは苦戦し、選挙期間と重なったことで約1年間かかりました。その間に第一子が生まれ、今では子どもは4人居てそれぞれ11歳、9歳、7歳、5歳(男・男・男・女)です。
小学校は「Woo Jeong Cambodia School」、幼稚園は「Sala Sekai」に通わせています。私が基本送り迎えをしていて、日中は仕事をしています。
ありがとうございます。そちらの学校を選ばれた経緯をお伺いしてもよろしいですか?
そうですね。最初はカンボジア式のインターナショナルスクールに通わせていましたが、少し厳しめの教育スタイルで、カンボジアの公立学校に近い雰囲気でした。クラスサイズも約20人と多めで、子どもたちが途中から通学を嫌がるようになったため、日本式の幼稚園「Sala Sekai」に転園しました。
「Sala Sekai」については、友人の口コミや、園長先生のさやかさんと相談した上で決めました。小学校も同様に相談し、広い校庭が気に入ったので「Woo Jeong Cambodia School」に決めました。どちらの学校もカリキュラムが充実している点が魅力でした。
そうなんですね。カリキュラムについてはどのような内容を重視されたのですか?
クメール語がしっかりできるところですね。 Sala Sekaiはカンボジア人の先生が在籍しており、Woo Jeong Cambodia Schoolはカンボジアカリキュラムを提供しています。日本に戻る予定はないので、高校卒業までここに通う予定です。
言語はクメール語をメインでやられているんですね。家庭内での言語や子どもの言語の習得状況はいかがでしょうか?
M.M さん:
家庭内では私と子ども達は日本語で会話をします。子どもたちの日本語はカタコトですが、クメール語がしっかり習得できればそれで良いと思っています。補習校へは行ってません。
私と夫は基本的には英語で話し、時々日本語とクメール語が混ざるといった状況ですね。子どもたちのクメール語はネイティブレベルです。英語は今のところやらなくても良いと思っています。クメール語に比べて発音など簡単ですし、自分達でやりたくなったタイミングに任せます。
また、小学校では韓国語の授業も週に1,2回あるので、基本的な文字は読めるようになっているみたいです。韓国語は第4か国語になるので文章が読めるくらいのレベルになれればそれで良いかなと思っています。
学校生活や内容の満足度はいかがでしょうか?
Sala Sekaiでは、ほぼマンツーマンで子どもたちを見てくれる点に大変満足しています。幼児教育がしっかりしており、子どもたちは遊ぶ時と勉強する時のメリハリを自然に身につけることができました。
一方、Woo Jeong Cambodia Schoolはカンボジアカリキュラムに加え、音楽や体育、芸術などの多様な教科が充実している点が魅力的です。特にカンボジアカリキュラムは半日で終わるため、夕方まで子どもを預けることができるのは、仕事をする上で非常に助かります。また、広い校庭で午後5時まで遊ぶことができ、先生がしっかり見守ってくれる環境も安心感があります。
カンボジアカリキュラムでは宿題が多くでるので、夫が協力して見てくれています。
この学校は新しくできたばかりということもあり、こちらの要望に柔軟に対応してくれる点がありがたいです。クラスサイズも1クラス5〜7人程度と少人数で、質の高い教育が提供されていると感じています。
最後に、学校選びに悩む親御さんへのアドバイスをお願いします!
目的に合せて選ぶことが重要ですね。費用を抑えたいのか、どのカリキュラムにしたいのかなど。また子どもの性格にもよると思います。情報収集については、基本的に友達の話を聴き、口コミを参考にすることが大事だと思います。
貴重なお話、ありがとうございました!