FICAS（First Internationl Cambodian-American School） / ファースト インターナショナル カンボジアン-アメリカン スクール

・ネイティブ英語講師

在籍

・英語が苦手な生徒への言語サポート 

語の基礎がない生徒はナーサリーレベルから学習を開始する。教室に学習補助の教材を掲示し、フラッシュカードやアートを用いた日常的な学習習慣を作る。生徒の理解度を確認しながら、慎重に指導する。

・英語以外の語学クラス 

中国語、クメール語

学校では英語のみを話すよう推奨されている

・1クラスあたりの生徒数

13

・教師と生徒の比率

13：1

・授業でのティーチングアシスタント 

在籍

小学校まで

・授業でのIT機器等の活用

語彙学習にテレビを使用、リスニング授業にスピーカーを使用

・卒業後の進学率 

データなし（中等部が今年開設のため）

・獲得できる資格

修了証または卒業証書

・障害を持っている生徒の受け入れとサポート

特別支援プログラムはないが通常クラスに統合する。

・奨学金制度

ない

スポンサーシップや兄弟姉妹の在籍数や試験成績に応じた割引制度あり

・心理カウンセラー

本校のホームルームティチャーは、生徒にとって学校での第二の親のような存在である。生徒の状況を理解し、必要に応じて支援を行う。学習に困難を抱える場合、教師と生徒の双方が協力することが求められる。教師は生徒の学習状況を評価し、必要に応じて指導方法の変更を検討する。

・生徒の入学評価

試験、面接

・順番待ち

なし

・登録締め切り

ナーサリーは期限なし。4年生以上は学年度に従った登録期限がある。

・年度開始後からの入学

可能

・学校の登校・下校時間

7:30 - 7:45  国旗掲揚および朝の運動（毎日全校集会を実施）
8:00 - 11:00  午前の授業
13:00 - 16:30  午後の授業

・放課後活動 

テコンドークラス、中国語クラス

・スクールバス 

あり

・給食

なし

・食育

あり

・制服

あり

・行事

年間行事、遠足、学期ごとの行事、クリスマス、中国正月、ハロウィン、母の日、父の日

・休み

夏休み：1週間

冬休み：1週間

・大会への参加

〇学術大会

スペリングビー、ディベート、アート、プレゼンテーション競技スポーツ大会:

〇スポーツ大会
テコンドー、サッカー

〇文化設備

カフェテリア、教室、コンピューター室、図書館、売店、読書スペース

〇運動設備

遊び場

・日本人の数

0

・学校の強み、他校と異なる点を聴いてみた。

「本校は、学問だけでなく、生活技能や礼儀、道徳、誠実さを大切にしている。例えば、バレンタインデーには、生徒が両親に愛や感謝の気持ちを伝える機会を設けている。また、日曜日には、生徒と保護者が協力し、強いサポート体制を築く取り組みを行っている。小規模な学校ではあるが、温かい心を持った学校である点が強味である。」

・校長先生の人となり、就任した理由を聴いてみた。

「本校の校長はカンボジア人であり、カンボジアの教育・青少年・スポーツ省（MOEYS）に勤務した経験がある。この省は教育、青少年育成、スポーツの発展を促進・管理する政府機関であり、現在はバッタンバン州にあるバッタンバン大学の指導者としても活躍している。

彼は、「道徳」や「良い行い」、「価値観」、特に「規律」を重視した質の高い教育を、個人として直接提供したいと考えていた。カンボジアの子どもたちに良質な教育を届けることが、彼の長年の夢であり、情熱でもあったため本校を開校した。教育者として、心からの教育を提供することに強い使命感を彼は持っている。

我々教職員もまた、その理念を共有し、同じ目的、同じ志、同じ献身のもとで教育に取り組んでいる。彼は我々を単なる従業員としてではなく、家族のように大切に扱ってくれるため、常に相互に敬意を表している。これは彼の最も優れた性格である。

彼は私たちの幸せや健康を大切に考えている。それに応えるように、私たちも責任を持って職務を果たし、専門性や技術を発揮しながら、心を込めて取り組んでいる。」

・取材者感想

授業料が手頃でありながら、さまざまな国出身のネイティブ教師が在籍するコストパフォーマンスの高い学校。インタビューした際に教師や生徒たちがとても親しみやすく、温かい雰囲気だった。また、日本の教育理念を取り入れ、生徒の自主性を伸ばすことを重点に置いているという話も聴き、日本人にとっても良い選択肢になると感じた。