基本情報
・カリキュラム
イギリス初期教育基準カリキュラム(EYES: Early Years Foundation Stage)
国際初等カリキュラム(IPC: International Primary Curriculum)
・プログラム
〇幼児教育
EYFSに基づいたプログラム
〇Year 1~6
IPCに基づいたプログラム
・年齢
2〜11歳
・住所
15 Ke Nou St. (9), Tonle Bassac Phnom, Penh 120101
・学校情報
ホームページ:https://www.ican.edu.kh/home
Facebook:https://web.facebook.com/iCANBritishInternationalSchool
YouTube:https://www.youtube.com/@icanbritishinternationalsc4538
詳細情報
・生徒数
約120人
・生徒の国籍数
10〜15カ国
・最も多い国籍
カンボジア
(1つの国籍を学年ごとに30%までに制限)
・地元の生徒の割合
30%以下
・教師の国籍
イギリス、マレーシア等
・学校での宗教信仰
なし
・ネイティブ英語講師
在籍
・英語が苦手な生徒への言語サポート
あり
EAL (English as an Additional Language)プログラム
・英語以外の語学クラス
クメール語
・1クラスの生徒数
15〜20人
・教師と生徒の比率
1:20(最大)
・授業でのティーチングアシスタント
在籍
・授業でのIT機器等の活用
コンピュータは、適切な場合に学習を促進するために使用されるが、スクリーンを使用しない様々な実践的なタスクも提供される。また、幼児期にはiPadやノートパソコン等のコンピューターは使用しない。
Year 6までであるため、学校を卒業した生徒は他校へと進学するが、世界基準のIPCカリキュラムを受けていることで、進学先での授業への移行もスムーズになる。
・障害を持っている生徒の受け入れとサポート
基本的に受け入れているが、その生徒のニーズに応えられなかったり、物理的にどうしても受け入れられない場合はあるため、保護者と相談して決定していく
・その他
生徒それぞれのニーズには、生徒の家族と密に連絡を取りながら、リーダーチーム、学習ファシリテーター、学習サポートアシスタントが対応する。
iCANでは、資格を持った学習ファシリテーターからなる少人数の専門チームを編成し、学校全体で一貫した質の高いサポートを提供している。このサポートはクラス内外で行われ、1対1のサポートから外部機関による促進的なサポートまで様々である。
・学生の入学評価
評価、面接
・入学評価の内容
4歳以上の生徒には、英語力とEAL (English as an Additional Language) プログラムの必要性を確認するための評価が行われる。
面接は形式ばらないもので、読解力、言語、数学のスキル、および社会的能力を評価するための質問や小さなゲーム等が行われる。
・順番待ち
あり(学年による)
・年度開始後からの入学
可能(3/31まで)
・学校の登校・下校時間
〇ナーサリー
8:15 am 〜 11:00 am (月)
7:15 am 〜 10:45 am (火〜金)
〇レセプション
8:15 am 〜 2:10 pm (月)
7:15 am 〜 2:10 pm (火〜金)
〇Years 1~2
8:30 am 〜 2:25 pm (月)
7:30 am 〜 2:25 pm (火〜金)
〇Years 3~6
8:30 am 〜 2:30 pm (月)
7:30 am 〜 2:30 pm (火〜金)
・放課後活動
Year 1~6、月〜木、2:45 pm 〜 3:35 pm
アート、音楽、言語、水泳、スポーツ、自転車 等
・スクールバス
なし
・給食
あり
・特別なニーズに対応した給食(ビーガン、コーシャー、ハラールなど)
あり
アレルギーにも対応できるが、リスクを避けるために食事を提供しない場合がある。
・食育
積極的に考えおり、食事はそれぞれ栄養成分を確認できるようにしている。また、飲み物やチョコレート、飴等のスナック菓子にも注意を払い、チョコレート等は学校に持ち込むことを禁止している。
それらを親、生徒にも認識、意識してもらうよう取り組んでいる。
・制服
なし
・行事
運動会、遠足、家族学習の日、修学旅行、祝日イベント(国際文化の日)、美術展示会、本週間(コスプレ) 等
・休み
冬休み:約3週間(12月~1月)
夏休み:約2ヶ月間(6月~8月)
カンボジア祝祭日、国際祝祭日 等
・課外活動・教育補完活動
校外学習、サマーキャンプ 等
〇文化設備
音楽室、美術室
〇運動設備
運動場、プール
・学校の強み、他校と異なる点を聴いてみた。
「学校が行ってきたこれまでの素晴らしい所を見てきて、これからもここを離れるつもりはない。子どもたちが私たちの教育を楽しんでいるのを感じることができ、時には学校を去った子どもたちが戻ってくることもある。たしかに、一部の学校はここより規模が大きく、施設やスペースが豊富であるが、私たちが提供しているもの、つまり彼らの幸福や健康的な生活に関しては、大きな違いを生み出していると感じている。以前教えた子どもたちが、何年も経って18歳や19歳になったときに再会し、彼らが覚えていてくれて、どのように成長したかを知るととてもやりがいを感じる。だからこそこの仕事をやり続けたいと思っている。」
・校長先生の人となり、就任した理由を聴いてみた。
「彼女は当初NGOとして仕事をしにイギリスからカンボジアに来て、のちに本校の先生となった。そして校長に就任し合計20年本校で働いている。学校のためになること、発展させることを心から楽しんでいて、イギリスに帰りたいとは思っていないです。イギリスでは厳しい規則が多く独創的な力を養う科目の数が限られている教育システムで講師陣もストレスを感じることが多かったが、カンボジアでは満足のいくワークライフバランスで、ストレスなくハイレベルの教育を行えるため多くの先生が好み長い期間働いている。校長先生もイギリスとは非常に異なる環境で、大きな違いを生み出せることに喜びを感じています。彼女は家族たちとの距離が非常に近く、多くの家族を名前で覚えており、庭でよく挨拶をし合う仲です。私たちにとって家族はただの数字ではなく、一人ひとりが特別な存在です。子どもやその兄弟姉妹もよく知っていて、別の学校に進学した兄弟が水泳大会やレストランで再会するときにも挨拶をし、彼らが今どうしているかなど世間話をするのが彼女の楽しみとなっている。」
・取材者感想
都心にありながら緑豊かな校舎。生徒が伸び伸びと過ごしていることが印象的。