Lycée Français René Descartes (LFRD) / リセ・フランセ・ルネ・デカルト

・カリキュラム

フランス在外教育庁の方針に沿ったカリキュラム

・プログラム

〇幼稚園

遊びを通じた教育で、子どもは読み書きや計算、他者への敬意といった基礎的なものを習得する。特に言語面を学ぶ。

〇初等教育

1年生～3年生：基礎学習

この段階では、フランス語と数学を中心に、英語や現地語、芸術、体育、道徳・公民を学ぶ。論理的思考や科学的アプローチを通じて、好奇心を育み、色々なものへの問いを深めることが目的。

4年生～6年生：知識の定着

小学校高学年から中学校への移行をスムーズにするため、一貫性のある学習を行う。フランス語・数学・英語の基礎知識を定着させるとともに、歴史・地理・科学・技術の学習を導入する。芸術・文化・スポーツ活動も重視し、知識の習得だけでなく、社会に貢献する個人の育成を目指す。

〇中等教育

中等教育は4つの学年で構成され、学習段階（サイクル）ごとに編成されている。これにより、生徒の進捗を長期的に評価し、効果的な学習支援を行うことが可能となる。全生徒が26時間の授業を受け、必要に応じて選択科目を追加できる。

カリキュラムは、各学習段階の終了時までに習得すべき基礎知識と学習方法が定められており、全学校共通の指針である。教師はこれに基づき、生徒のペースを尊重しながら授業を進める。中等教育の最終年度には「中学校終了資格試験 DNB (National Brevet Diproma)」の取得を目指す。

〇高校教育

2019年の新学期より、高校教育の編成が見直され、バカロレアおよび高等教育への進学準備を目的としたカリキュラムが導入された。

10年生（高1）：基礎の強化と選択科目の決定

中等教育で学んだ知識を強化し、新たに「経済・社会科学（SES）」および「デジタル・技術科学（SNT）」が加わる。この年に、11年生（高2）で履修する選択科目を決定する。必修授業は週26時間30分であり、希望に応じて選択科目を追加できる。

11年生（高2）：共通科目と専門科目の履修

全生徒が共通科目（歴史・地理、フランス語、科学、外国語、体育）を16時間履修し、10年生で選択した3科目を各4時間ずつ追加する。LFRDでは以下の選択科目が提供される：「人文・文学・哲学」「英語：現代研究」「生物（SVT）」「化学・物理」「数学」「経済・社会科学（SES）」「歴史・地理・地政学・政治学」。選択科目に加えて、希望者はさらにオプション科目を履修可能である。この学年の成績はバカロレアの評価対象となる。

12年生（高3）：最終学年と進学準備

フランス語の代わりに哲学が共通科目となる。11年生で履修した3つの選択科目のうち、2つを週6時間ずつ継続し、大学進学に備える。また、11年生で履修したオプション科目を継続し、希望者は「補完数学」または「専門数学」を追加できる。11・12年生の成績（平常評価および最終試験）がバカロレアの評価対象となる。

〇PARLE（強化外国語適応コース）

AEFEが設計したPARLE（強化外国語適応コース）は、生徒の語学教育の質を向上させ、開催国の言語とは異なる外国語の習得を強化することを目的としている。

LFRDでは、通常の外国語授業に加え、CLIL（内容言語統合型学習）の原則に基づき、初等教育ではEMILE（外国語による教科教育）、中等教育ではDNL（非言語教科）を通じて、外国語での教科学習を提供している。

高校では、第四外国語としてスペイン語または中国語を選択することが可能である。本プログラムは、フランス、カンボジア、さらには国際的な学術・職業の成功へと導くものである。

・年齢

3～17歳

・開校年度

1951年

・認定機関

フランス教育省

・住所

B.P. 1132 Rue, Christopher Howes (96), Phnom Penh

・学校情報

ホームページ：https://descartes-cambodge.com/en/

Facebook：https://www.facebook.com/LFRDPP/

Instagram：https://www.instagram.com/lfrdpp